ウエストスタート株式会社は、神奈川県横浜市の中小企業診断士による経営コンサルタントです。

銀行融資はスポーツの審判と同じで人間が判断しており、ミスジャッジは日常茶飯事です。この大半は少しの知識と工夫で回避できます。前回はその一例として「使い道（資金使途）を適切に説明しているか」「適切な銀行に相談しているか」を取り上げました。今回も、銀行融資を受けるコツの一例をご紹介いたします。

担当に貴社のビジネスを理解してもらう
融資の可否は貴社の担当が作成する稟議書と行内説明で判断され、貴社が直接抗弁する機会は与えられません。担当は貴社の代弁者であり、担当に貴社のビジネス、強みを正しく理解してもらえるかが重要となります。

銀行員は異動が多く、さまざまな業種の企業を担当するため、特定の業界や商品・技術に対する深い知識は乏しいというのが実態です。市場（顧客）の動向や商品・サービスの概要と強み、課題と改善に向けた施策などを丁寧かつ簡潔に説明する必要があります。

なるべく月次で試算表を作成する
普段は試算表を作っていないものの、担当から提出を求められ、急遽税理士の先生に試算表の作成を依頼した経験をお持ちの社長も多いのではないでしょうか。変化の激しい時代であり、直近の業績を説明する重要性が増しています。

日頃から月次で試算表を作成しておくことで、融資を受けるまでの時間を短縮できるほか、直近の業績を把握して適切に対策を行なっていると説明することにより、担当の印象を改善し、融資を受けられる可能性を高めることができます。

これら以外にもさまざまな銀行融資を受けるコツがあり、弊社は豊富なノウハウを保有しております。ぜひお気軽にご相談ください。