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2020年09月11日 [BO事業計画]
【B.O.コンサルティング事業改革】商品開発編@
(B工業/電子部品製造・近畿エリア) ※業種名・エリアは実際とは異なります
開発者の中にある「発想力」を眠らせないために
商品開発コンサルティングでおこなうことは、お客様の状況によって実にさまざまです。既存の商品開発に対して部分的にアドバイスをおこなうこともあれば、新規プロジェクトの現場に入り、ノウハウや技術を提供しながら一緒に作り上げていくこともあります。共通しているのは、開発の仕事のベースに「楽しさ」や「面白さ」が含まれているということ。
とくに開発の仕事では、アイディアや発想力が重要です。ところが、仕事を楽しむ姿勢がなければ、いざという時にこの力が発揮できない場合があります。もちろん、常に利益を視野に入れ、スピーディーに開発を進めることも必要ですが、しかし、それ以上に仕事を楽しみ、“ワクワクする気持ち”を大事にしてほしい。その上で、「開発者の中にある発想力をいかに引き出すか?」が、コンサルタントとして担う私の役割となります。
B工業のメインとなる業務は、大手電子メーカーの下請けとしての製造業ですが、数年前から自社商品の開発も手掛けています。私も実際に現場へ入り、設計者と一緒に開発を進めていますので、今回はその事例をご紹介します。
アイディア出しに行き詰ったら、何をする?
ある時、設計段階の途中で予算面の折り合いが難しくなったことがあります。かなり設計が進んだ状況だったので、早めに変更を加えなければなりません。しかし、話し合いの場を設けても答えが出ないまま、時間だけが過ぎていきました。
実は、開発コンサルタントとしてできることは意外と限られています。もちろん、私自身のこれまでの経験から、何らかの方法を見つけることはできるでしょう。しかし、自社商品の開発は、社員である皆さんの発想や想いを形にすることが大切です。あくまでも私は、それを導き出すサポート役に徹することを心がけています。
サポート役として私がおこなうことは、たとえば「基本機能に立ち返る」という部分をお伝えすることです。設計を進めていくと、どうしても目の前のことや完成形の方へと意識が向いてしまいます。でも、「基本に目が向く質問」を投げかけることで、設計の中の“ムダ”が見つかることもあります。
そうすると、「このネジを無くしても機能するよね?」「もっとシンプルな構造にしてみる?」など、これまで行き詰っていた皆さんからも、次々とアイディアが出るようになるんです。一度そこに達すれば、私の役割は終わったようなもの。あとは、細かいアドバイスをしながら、開発の最終ゴールを目指していく形となります。
商品開発を続けるための次なるチャレンジ
現在B工業では、他社から設計の仕事を請け負う「設計のアウトソーシング先」になることも考えています。メインのボディとなる部分は自社で行い、付属部分の設計を他社に任せる企業も多く存在するので、今はその基盤を作っているところです。
また、開発の軸となる部分のアドバイスも定期的におこなっています。具体的には、設計の細かい部分を含めて「数値化」することです。これが、品質チェックをおこなう上で大きな役割を果たし、高品質な商品を生み出すことへと繋がります。
これからも、「開発者の中にある発想力をいかに引き出すか?」を心がけ、“ものづくり”を楽しみながら仕事に取り組めるよう、多くの皆さまのサポートをおこなっていきたいと思っています。
開発者の中にある「発想力」を眠らせないために
商品開発コンサルティングでおこなうことは、お客様の状況によって実にさまざまです。既存の商品開発に対して部分的にアドバイスをおこなうこともあれば、新規プロジェクトの現場に入り、ノウハウや技術を提供しながら一緒に作り上げていくこともあります。共通しているのは、開発の仕事のベースに「楽しさ」や「面白さ」が含まれているということ。
とくに開発の仕事では、アイディアや発想力が重要です。ところが、仕事を楽しむ姿勢がなければ、いざという時にこの力が発揮できない場合があります。もちろん、常に利益を視野に入れ、スピーディーに開発を進めることも必要ですが、しかし、それ以上に仕事を楽しみ、“ワクワクする気持ち”を大事にしてほしい。その上で、「開発者の中にある発想力をいかに引き出すか?」が、コンサルタントとして担う私の役割となります。
B工業のメインとなる業務は、大手電子メーカーの下請けとしての製造業ですが、数年前から自社商品の開発も手掛けています。私も実際に現場へ入り、設計者と一緒に開発を進めていますので、今回はその事例をご紹介します。
アイディア出しに行き詰ったら、何をする?
ある時、設計段階の途中で予算面の折り合いが難しくなったことがあります。かなり設計が進んだ状況だったので、早めに変更を加えなければなりません。しかし、話し合いの場を設けても答えが出ないまま、時間だけが過ぎていきました。
実は、開発コンサルタントとしてできることは意外と限られています。もちろん、私自身のこれまでの経験から、何らかの方法を見つけることはできるでしょう。しかし、自社商品の開発は、社員である皆さんの発想や想いを形にすることが大切です。あくまでも私は、それを導き出すサポート役に徹することを心がけています。
サポート役として私がおこなうことは、たとえば「基本機能に立ち返る」という部分をお伝えすることです。設計を進めていくと、どうしても目の前のことや完成形の方へと意識が向いてしまいます。でも、「基本に目が向く質問」を投げかけることで、設計の中の“ムダ”が見つかることもあります。
そうすると、「このネジを無くしても機能するよね?」「もっとシンプルな構造にしてみる?」など、これまで行き詰っていた皆さんからも、次々とアイディアが出るようになるんです。一度そこに達すれば、私の役割は終わったようなもの。あとは、細かいアドバイスをしながら、開発の最終ゴールを目指していく形となります。
商品開発を続けるための次なるチャレンジ
現在B工業では、他社から設計の仕事を請け負う「設計のアウトソーシング先」になることも考えています。メインのボディとなる部分は自社で行い、付属部分の設計を他社に任せる企業も多く存在するので、今はその基盤を作っているところです。
また、開発の軸となる部分のアドバイスも定期的におこなっています。具体的には、設計の細かい部分を含めて「数値化」することです。これが、品質チェックをおこなう上で大きな役割を果たし、高品質な商品を生み出すことへと繋がります。
これからも、「開発者の中にある発想力をいかに引き出すか?」を心がけ、“ものづくり”を楽しみながら仕事に取り組めるよう、多くの皆さまのサポートをおこなっていきたいと思っています。