[BO補助金]

2023年06月30日

（前回までのあらすじ）
40代のHさんは、地元で有名なハウスメーカーの2代目社長。社員は10名と少ないものの、外注は30名で、丁寧な仕事ぶりにより経営は順調でした。しかし、コロナ禍により経営がピンチに！

そんなときに見つけたのが「事業再構築補助金」の申請。そしてついに、Ｈさんと若手社員が一丸となり、事業計画書の作成、事業再構築補助金の申請へと駒を進めることになりました。

前回までの記事はこちらから
補助金は悪いものじゃない〜補助金をめぐる物語�C
補助金は悪いものじゃない〜補助金をめぐる物語�B
補助金は悪いものじゃない〜補助金をめぐる物語�A
補助金は悪いものじゃない〜補助金をめぐる物語�@

『地元密着』『若い力の活用』を軸として、『リフォーム、リノベーションによる空き家、アパートの活用事業』についての事業計画書の作成がスタート！　私（中小企業診断士）とのディスカッションを重ねながら、順調に進んでいきました。会社のビジョンが明確になっていると、事業計画書の作成も非常にスムーズです。

今振り返ると、当初Hさんの中には「補助金は単にお金を借りるツール」という意識だけが強くあったかもしれません。しかし、自社がどうありたいのか、何を目標としているのかを見つめなおしたことで、そこは大きく変わりました。何よりも、補助金を獲得したその先の未来に目が向くようになったのです。

そして数ヶ月後・・・。無事に補助金は採択され、Hさんと若社員を中心に、新たな事業に向けて大きな一歩を踏み出しました。もちろん、ここからが本当の意味でのスタートです。

補助金は、採択後も実施報告書など多数の提出書類があるため、私のサポートは続いています。しかし、数ヶ月前との大きな違いは、Hさんをはじめとする若手社員が生き生きと仕事をする姿が見られること。私も皆さんに大きなパワーをもらいながら、日々頑張っていきたいと思います。

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