[BO補助金]

2023年04月06日

新型コロナにより、多くの会社が事業や働き方を見直さざるをえなくなった中、「補助金」は暗闇を照らすまさに一筋の光でした。私の元にも多くの経営者の方が相談に訪れ、申請に向け共に悩み、考え、採択へと導き、今もその状況は変わりません。

コロナ禍で俄然注目を集めたのは「事業再構築補助金」です。「新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援」（事業再構築補助金HPより）するという説明のとおり、例えば客足の伸びないホテルが客室をリフォーム、コワーキングスペースに変えて業態転換といった新事業が、この補助金の活用によりたくさん誕生しています。

「業種や業態は変えるつもりはなく、今まで手がけてきた製品を多くの人に広めたい。うちが使える補助金はないのですか」そのような経営者の方は「ものづくり補助金」を考えてみてもよいでしょう。

ものづくり補助金は、「中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更（中略）等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するもの」（ものづくり補助金総合サイトより）です。新しい何かというより、これまで大事にしてきた事業、あるいは製品の質を効率よく高めるため、必要な設備を導入するのに適しています。

この他にも「ＩＴ導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」などさまざまな補助金があり、それぞれ概要や要件は異なります。

どの補助金にも言えることですが、採択されたそこからが本当のスタートです。自社を発展させ、社会に還元できる事業を生み出し、展開していくことに、補助金の本当の存在意義があるのです。