2020年10月18日
【ブルーオーシャンコンサルティング現場にて】提案した方向性が合致した時
今回は、サービス業コンサル業務の中で、自分の方向性が合っていた時の話をします。
(企業が特定できないよう、業種と社員の属性は変更しています)
A社では一年以上にわたり、サービス業の業務改善と、マーケティング強化のブルーオーシャンコンサルティングを進めてきました。社長は60歳を越え、すでに残りの会社経営をどのように締めくくるか?に意識が向いています。社員は総勢5名で女性が多く、ベテランの女性リーダー(最も技術力が高く、顧客からも信頼されている)の存在が大きい、といった環境です。
私は、社長とベテラン女性リーダーが頑張って会社をリードしていって欲しい!と思い、二人がやりたいこと、会社や仕事に対する想いを引き出そうと頑張ってきましたが、なかなかうまく引き出すことが出来ませんでした。
そんな状況の中、自分なりに”この方向性しかない”という準備資料(5ページくらいのもの)を作成し、会議の際に提示しました。
資料自体は大変簡単な、図で説明しただけのものでしたが、いつになく社長がその方向性に乗ってきたのです。内容自体は以前から説明していましたが、社長の本気度が今回は違う。「自分の方向性がピッタリ合うと、こうも違うのか!」といった感じでした。
私は、「これまでとは違い、なぜここまで方向性があうのか?」と考えました。そこで一つ思い当たることが・・・。
二ヶ月ほど前に女性リーダーと話をした際、「これからは社長と同じレベルで経営のことを考えて欲しい。自分の人生を良くするためにも、会社経営を考えた欲しい。さらには社内でリーダーシップをどんどん発揮して欲しい」と伝えました。そしてその事を社長に報告した際、とても喜んでいたのです。
もしかすると、そのことが複線になったのかもしれません。今回のサービス方向性にとても積極的な社長と、それを受け入れるリーダーの存在を目の当たりにし、私はブルーオーシャンの方向性がようやくハッキリと見えた気がしています。