2022年04月07日
会議の司会は持ち回りでおこなうと良い!
今回も引き続き、会議をテーマにお話ししますね。この数ヶ月、あるクライアント先(C社)の定例会議に参加しています。そこで感じたのは、「司会をやることには、大きな意味がある」ということでした。
C社では、司会を持ち回りでおこなっています。最初のうちは、「司会は、決まったメンバー(せめて2名で交代)でおこなえばよいのでは?」という声が多くありました。ほかにも、「経験のために若手社員が担当すればよい」「仕切り上手なリーダーがやるべきでは?」など、持ち回り案に反対の声が集中します。しかし、最終的には私の方から提案しました。
それは、司会をやることによる、“ある変化”に期待したからです。分かりやすくいえば、メンバーの仕事をする上での意識、会社で働く1人の人間としての意識が変わるのではいか?という期待です。
司会をやることにより、まず会議に参加する姿勢が大きく変わります。事前の資料(アジェンダ)作成のほか、メンバーの発言に耳を傾け、必要に応じて意見を求めたり、会議をまとめる部分も必要になるでしょう。そして、会議であらゆるものを吸収すると、やがて仕事の視野が広がるようになるのです。
その後、何が起こるのか?「自分が成果をあげればよい」という考えから、「どうすれば会社全体がよくなるか?」というところに目が向くようになります。実際に「仕事=自分に与えられた仕事をやる」という考えから、「仕事=与えられた仕事だけでなく、組織がレベルアップするには?」というように、大きく考え方が変わったメンバーもいました。
また、司会をするということは「聞く力」も確実に身に付きます。しっかりと発言を聞き、その上で自分の意見を述べることもある。あらゆる対応力も自然と身に付いていくと思います。
C社での変化を目の当たりにし、改めて「司会をやることの大事さ」を実感! そして、より多くのメンバーが変わるためにも「会議の司会は、持ち回りでおこなうと良い」と思っています。来週も定例会議が予定されているので、メンバーの変化が非常に楽しみです。