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[BO業務改善]

2021年06月03日

【コンサル現場から】「不満の声」は改善のための第一歩(その2)

中小企業診断士としてお客様先へ訪問した際、まずは会社のトップである社長や、人事担当の方に話を聞きますが、その後、従業員の皆さんに対してもヒアリングを行います。

私は、このヒアリングの時間がとても重要だと思っています。それは、現場をよく知り、会社の現状を見ている皆さんの”声“には、会社を変化させるためのヒントがたくさん詰まっているからです。会社の規模にもよりますが、概ね1ヶ月ほどの時間をかけてヒアリングを実施しています。

例えばある会社では、「現在の給与体系に不満がある」という声が多くあがりました。よくよく話を聞いてみると、それは単に「金額が高ければ良い」という問題ではなく、「現在の給与に対する根拠を明確にしてほしい」というもの。実際、過去に給与がアップした際も、具体的な説明が不足していたようなのです。

その後、社長や人事担当者にもこの件を伝え、給与面に変化があった際は個別面談の際にしっかりと説明することに! 同時に評価制度の見直しも行ったことで、働く皆さんのモチベーションは自然とアップしていきました。

このように、「不満の声」を聞くことは、改善のための第一歩。まずは、しっかりと働く皆さんの話に耳を傾けることが、必ず大きな変化をもたらすと思います。

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