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[BO業務改善]

2021年04月27日

【コンサル現場から】「不満の声」は改善のための第一歩(その1)

中小企業診断士として、多くの経営者や人事担当者の方と話す中、最近改めて感じたことがあります。それは、皆さんの抱える課題や悩みが、企業ごとに大きく異なるという点です。まさに、”企業の数だけ悩みもある”ということですね。それを解決するために私が大事にしているのは、従業員へのヒアリングです。

働く上で日々感じていること、普段は口に出せない不満など、ヒアリングは「本音を聞き出す貴重な時間」となります。私は聞き役に徹し、時には話をしやすい雰囲気や話題を提供しながら、時間をかけてじっくり行います。

そうすると、経営者の予想に反する話が聞ける場合もあるのです。例えば経営者の方は、「最近は残業続きで忙しいから、それが不満に違いない」と思っていたとします。ところが、働いている皆さんは「忙しいけど、それ以上にやりがいもあって楽しい」と感じている場合も! 一方で、経営者の方が「今月は早く帰れているから、問題ないだろう」と思っていても、皆さんは「もっと新たな仕事にチャレンジしたい」と感じ、それが不満の声として挙がるケースもあるのです。

しかし、この不満の声こそが、現場改善のための大きなヒントとなり、その先の事業改革へとつながっていきます。具体的な問題や不満の声が挙がることは、改善の道へ進むための第一歩なのです。

今後も、経営者と従業員の方の声をしっかりと受け止めながら、良いご提案ができるようなヒアリングを行いたいと思っています。

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