[BO事業計画]
2023年10月11日
事業計画書がもたらす効果
先日、顧問先の事業計画書を作成しました。
主な目的は金融機関への提出でしたが、事業計画書の作成は、会社の中でさまざまな効果をもたらします。
そこで今回のブログでは、事業計画書を作成するメリットについて詳しく解説します。
1.会社の方向性が見えてくる:
事業計画書は、企業の長期的な目標や短期的なアクションプランを明文化するための重要なツールです。この計画書を通じて、経営層やスタッフは会社が目指す方向や今後のステップを明確に理解することができます。
具体的な目標やマイルストーンが示されることで、日常の業務がその大きなビジョンにどのように寄与しているのかが見えるようになります。この明確な方向性は、業務の優先順位をつける際の指針となり、迷走を防ぐ役割も果たします。
2.社内の一体感が生まれる:
事業計画書は、全従業員が共有するビジョンや目標を示すものです。そのため、これを共有することで、社内の各部門やチームが互いに協力し合い、一つの方向に向かって努力する動機をもつようになります。また、事業計画の中で共通の目標や期待値をもつことで、社内のコミュニケーションが円滑になり、チームワークが強化されます。
このように一つの目標に向かって取り組むことで、社内全体の連帯感や一体感が醸成されるでしょう。
3.人材育成に繋がる:
事業計画書には、企業の目標や方針だけでなく、それを実現するための人材の役割や育成方針も盛り込まれることが多々あります。従業員一人ひとりがどのような役割を果たし、どのようなスキルや能力を身につける必要があるのかが明示されることで、キャリアの方向性や成長の機会を具体的に捉えることができます。
また、事業計画の中で明確な役割や責任を持つことで、従業員のモチベーション向上や自己成長への意識が高まります。このように、事業計画書は人材育成のためのロードマップとしても機能します。
まとめると、事業計画書は、企業の成長と発展のための方向性を示すだけでなく、社内の一体感を醸成し、従業員の成長の道筋を示す重要なツールであると言えます。