[BO事業計画]
2021年03月06日
【コンサル現場から】中小企業における社長という存在は?
中小企業診断士として多くの社長にお会いする中、いつも感じていることがあります。それは、大企業に比べて、“社長の存在が非常に大きい”ということです。50〜100名規模の中小企業であれば、経営者=(イコール)株主であり、会社の責任者という立場。そうなると、会社と社長である自分は、一心同体のような部分があるかもしれません。
そんな中小企業の社長は、“会社の未来を作る存在”ともいえます。未来を明るく、希望に満ちたものにするため、「今、するべきことは何か?」を的確に見極めて判断し、具体的に示すことが必要となります。常に先を見据え、そのための事業計画をしっかりと立てていく。それが、社長の大きな役割です。
一方そこで働く従業員は、現場の仕事に責任をもち、取り組むことを最優先に考えるでしょう。そして、それが重要な役割でもあります。当たり前のことかもしれませんが、そもそも社長と従業員では、役割が大きく異なるのです。
私は、社長がその点を改めて認識することが大切だと感じています。そして従業員に対して、会社のビジョンを伝えることも大変重要です。会社が目指す方向性、目標などを社長の言葉で伝えること。それが出来る会社は、「社長と従業員が同じ方を向き、大きく成長する企業」と、なるはずです。
私はこれからも、そんな社長を、そして企業の皆さまのサポートを精一杯していきたいと思っています。